広がるキャッシュレス、続々と電子マネーに参入

「キャッシュレス」という単語に聞き覚えがある人は多いでしょう。
世界では「現金廃止」の動きが高まりつつあり、急速に普及し始めているキャッシュレス決済ですが、日本はまだ現金が主役です。そんな中、国内企業が続々とキャッシュレスに参入し始めています。

 

本記事ではキャッシュレスについてまとめます。

 

 

 

キャッシュレス

 

「キャッシュレス」という単語を聞いて、あなたは何が思い浮かぶでしょうか。キャッシュレスとは、現金のやりとりなしで決済がなされることですが、その具体例として、クレジットカードや電子マネーを思い浮かべた人は時代遅れかもしれません。すでに私たちは決済アプリを使い、スマートフォン上で簡単にお金のやり取りができます。

 

さらに、仮想通貨の普及やブロックチェーン技術の発展が進んでいくと、銀行の存在自体が脅かされる日がくるかもしれません。すでにインドでは2016年に2種類の紙幣を廃止しており、デンマークなどもあとに続こうとしています。

 

 

キャッシュレス海外具体例

 

中国

 

中国の電子マネーと言えば「WeChat Pay」「Alipay」の二種類が有名です。これ以外にも「WeChat」系列の「QQ钱包」という電子マネーも存在します。これらはスマホを使った決済機能で、「銀聯(ぎんれん)カード」と呼ばれる銀行カードを使えば「デビット機能」が搭載されその場で決済が可能です。
また「銀聯」はウォレットアプリをスマホにインストールすることでスマホ決済にも対応しています。

 

中国では「WeChat Pay」「Alipay」「銀聯」の三種類を使えば、基本的に現金不要で決済の対応が可能です。店舗によっては9割以上の人がキャッシュレス決済を利用しているそうです。
この数年の中国の急成長ぶりは目を見張るものがありますが、うかうかしていると日本は大きく国際社会の流れから取り残されてしまうかもしれない。そう思わせるような拡大の仕方を見せています。

 

 

インド

 

インド最大のモバイル決済プラットフォームである「Paytm」は、ソフトバンクが出資していることでも有名です。アプリでは、あらゆる公共料金の支払いを一括で行えるだけでなく、タクシーの手配や飛行機の航空券の購入も可能になっています。ユーザー間での送金や、QRコードを使った店舗での決済にも対応しており、インド国内の都市部では手放すことのできないアプリです。

 

インドは言わずと知れたIT先進国の一つです。世界の頭脳が集結していることもあり、キャッシュレスの流れもさらに加速度を増していくことと思われます。

 

 

スウェーデン

 

スウェーデンの人々は主に「Swish」というモバイル決済アプリを利用しています。これはスウェーデンにある6つの主要銀行が共同で開発した“相手の携帯電話番号を使って送金ができる”というサービスです。このサービスは国民の6割以上が使っており、若い人はほぼ全員が利用しています。家族での家計費のやり取りや個人間での割り勘などにとても便利です。Swishの普及により、個人間で現金で支払おうとすると『No』と言われ、そして『Swish me(Swishで払ってください)』と言われるそうです。

 

日本ではあまり馴染みのない国ですが、IKEAやVOLVOなどが有名ですね。ここ数年、日本では大きな北欧ブームが訪れていますが、北欧のイメージそのものに、決済においてもスマートになりつつあるのですね。

 

 

日本でも増えつつあるキャッシュレス決済

 

 

先程述べたとおり、世界ではキャッシュレス化が本格的に普及しています。すでに日本でも「LINE Pay」が先駆けてサービスを開始していますが、2018年は日本国内でもキャッシュレス決済が続々と増え始めています。

 

 

ドコモ

 

ドコモは「d払い」をすでに発表しており、リリースに向けて準備を進めています。「d払い」は、アプリの上に表示したバーコードやQRコードを使って、d払い加盟店のPOSレジや決済端末で読み取ることで、キャッシュレスでお買い物をすることができるスマホ決済サービスです。

 

利用料金の支払い方法として、毎月の携帯電話料金と合せて支払う電話料金合算払いやクレジットカード払いの他に「dポイント」を1ポイント1円(税込)として利用することも可能です。

 

 

Yahoo

 

Yahooは決済サービス「Yahoo!ウォレット」に、スマートフォンを使ったバーコード決済機能を追加することを発表しており、2018年6月に実店舗での利用開始も予定しています。

 

先行して開始する税金や公共料金などの支払いサービスでは、払込票に記載されたバーコードをアプリでスキャンし、Yahoo!マネーで支払うことはできます。利用料金の支払い方法として、クレジットカード払いか「Yahoo!マネー」から支払いを選べます。

 

 

イオン

 

イオンも、ビザ・ワールドワイド・ジャパンが提供するType A/Bのタッチ決済システムを導入することを発表しています。
Visaのタッチ決済は、国際標準の非接触ICセキュリティ認証技術である「EMV Contactless」に対応し、店員にカードを渡すことなく専用の端末にタッチするだけで支払いが完了する。サインや暗証番号も不要(3万円以上の決済では必要)です。

 

イオンVisaカードだけでなく、国内外のEMV対応カード、タッチ決済対応スマートフォンで利用できるため、インバウンド需要にも対応できるとしています。

 

 

「現金」が主役のままでは、観光業にも打撃の可能性?

 

先程述べたとおり、世界ではキャッシュレス化が本格的に普及しています。しかし、日本ではまだまだ現金が主役なので、あまり現実味がなく他人事かもしれません。
日本でキャッシュレス化があまり進んでいないのには、現金や官公庁に対する信頼感の強さが背景にあります。その他にも、加盟店がクレジットカード会社に対して支払う手数料が高過ぎるという意見も多くあります。

 

しかし、そうも言っていられない業界があります。それが観光業です。

 

国内のキャッシュレス化の遅れが、将来のインバウンドに対してマイナスに作用する危険性があります。現在は円安のため、訪日外国人観光客の日本での消費は極めて好調です。訪日外国人観光客が増加した背景には、『おもてなし』などのキャンペーンによる誘致効果だけではく、日本を訪れることに経済的なメリットが感じることで日本に来る外国人が多いのではないでしょうか。

 

しかし、海外発行クレジットカードによるATMが利用できないことなど、解決されていない問題が数多くあります。これからラグビーW杯や東京オリンピックなど、多くの国際的なイベントが日本で開催されます。

 

今だからこそ海外を意識してキャッシュレス化への対応を加速させることが、いずれ直面する訪日外国人観光客数の伸び悩み解決に繋がるかもしれません。

 

 

 

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