発売!画面搭載の『Amazon Echo Spot』レビュー!

 

 

注目を集めているスマートスピーカーですが、その中でも圧倒的シェアを占めているのが「Amazon Echo」シリーズです。

Googleも負けじとCM攻勢を続けてシェアを伸ばしている「Google Home」や、Appleが今年発売した「HomePad」など、各社の製品が出揃ってきたところですが、2018年の出荷予測によるとAmazonの世界シェアは過半数を超えて引き続きマーケットリーダーになると予想されています。

 

“Apple Joins the Competition of Smart Speaker, but Amazon Remains the Market Leader” TrendForce

 

 

 

 

Amazon Echo Spotの特徴

 

今回テックストーリーがレビューする「Amazon Echo Spot」は、一般販売が開始されたスピーカー型の「Amazon Echo」ではなく、アメリカで販売されている液晶画面のディスプレイが付いているモデルになります。

 

▼3月30日から国内での一般販売が開始された「Amazon Echo」

 

▼日本では未発売の「Amazon Echo Spot」

 

 

「Amazon Echo」シリーズの特徴は、Alexa(アレクサ)と呼ばれる人工知能(AI)を搭載していることです。Alexaに対して会話で呼びかけることによって、返答や処理のフィードバックを音声で受けることができます。

 

例えば「アレクサ、明日の天気を教えて」と呼びかけると、「明日は晴れです」と応答してくれます。

この様に会話で「聞きたいコト」や「やって欲しいコト」を伝えると、Alexaがインターネットで調べて教えてくれたり、実際にショッピングやタクシーの配車を手配してくれたりするのが、いま注目を集めているスマートスピーカーです。

 

現在国内で発売されているスマートスピーカーは音声によるフィードバックしか受けることが出来ませんが、「Amazon Echo Spot」は搭載された液晶画面を利用した画面表示でのフィードバックを受けられるという特徴を持っています。

 

例えば、時刻など簡単なコトは応答を聞いているのが煩わしいこともありますが、画面に表示されていれば確認がスムーズになるという利点があります。

また、CMでは「今かかっている音楽はなんて言うの?」と男性がAlexaに聞いているシーンがありますが、「Amazon Echo Spot」なら流れている音楽の情報が画面に表示されているので、パッと目で見て確認する事が出来ます。

 

▼画面があるので情報を一目で確認できる

 

 

「Amazon Echo Spot」ですが、テックストーリー編集部には3月に届きましたので、これまで60日ほど利用してきました。今回は液晶画面のディスプレイが付いたスマートスピーカーの雄となる「Amazon Echo Spot」の使用感をお伝えしたいと思います。

 

 

Echo Spot は日本で使えるの?日本語は?

 

国内で販売されているスマートフォンなど、WiFiやBluetoothなどの電波を発する機器を使用するには、総務省の技術基準適合審査(技適審査)を通過している必要がありますが、「Amazon Echo Spot」も既に技適審査を通過しており、日本で使っても問題ありません。

 

▼しっかり技適マークが入っています。

 

 

「Amazon Echo Spot」で選択可能な言語は、現時点で英語(US/UK)とドイツ語のみなのですが、Alexaとの会話は日本語にも対応しています。国内でもスピーカー型のEchoが一般販売が開始されたので当然と言えば当然ですね。

 

選択可能な言語が英語(US/UK)かドイツ語とお伝えしたばかりですが、実は「ある方法」によって日本語化する事が出来ます。既に端末の中には日本語情報もダウンロードされていて隠されているだけのようです。国内販売が近いと噂されている事の裏付けにもなるかと思います。
日本での販売開始については、Amazonから正式な発表がされていませんので、ここでは伏せておきたいと思います。

 

(追記) 本稿のために設定を見ていたら、英語(India/Canada/Australia)が追加されていました。4月から英語圏での販売が拡大されているようです。

 

▼英語圏の言語が追加されています。

 

 

(追記 6/21) 国内でも先行予約がスタートしました。発売予定日は7/26とのことです。情報より数ヶ月早いタイミングでの発売となりましたが、Google Homeが爆売れしているので巻き返しを図っているのかも知れません。

 

 

開封済みだけど開封の儀!

 

レビューということで、開封済みですがお約束の開封の儀を執り行いたいと思います。

 

▼パッケージは以下の様になっています。

遠路ハンドキャリーで届いたので多少ヨレているのはご愛敬でお願いします。

 

▼裏面はこんな感じです。

 

▼左側面には連携できるサービス(スキル)が表記されています。

 

Alexaには「スキル」を追加することが出来ます。スキルとはAlexaに機能を追加するアプリケーションのことで、スマートフォンにアプリケーションをインストールするイメージで使うことができます。

3月30日には日本のAmazon(amazon.co.jp)でも「スキルストア」がオープンしました。アメリカでは、なんと数万のスキルが存在していると言われており、日本でも様々なスキルが日々追加されていて、既に700を超えています。

 

 

▼右側面にはデバイスの機能が表記されています。

スピーカー性能に満足しないユーザーは、LINE OUTやBluetoothで好きなスピーカーを利用できるのもナイスなポイントです。

 

▼パッケージをスライドさせると中に黒いケースが入っています。

 

▼「Amazon Echo Spot」とご対面です。

 

 

とにかくキュートなデザインの Echo Spot

 

続いて、外観のレビューをしていきます。

パッケージは如何にも舶来的な感じを受けますが、デバイスの外観も画面のビジュアルデザインも、とにかくキュートで使いやすく、素晴らしいユーザーエクスペリエンスを実現しています。

 

▼正面に液晶画面があります。

 

▼裏面にはAmazonのロゴが入ってます。なかなかキュートです。

 

▼上から見るとボタンが3つ並んでいます。真ん中は電源・ミュートボタンです。

 

▼下から見ると全周囲にスピーカーがあります。

スマートフォンで音を出すときにコップの中にいれると音が大きくなる増幅効果がありますが、同様の効果を狙ったデザインと思われます。

 

▼電源はこんな感じです。

初見は以外と大きく感じましたが、シンプルなデザインなので使っていて邪魔に感じることはありませんでした。

 

 

ちょっとした設定にも気が配られているEcho Spot

 

「Amazon Echo Spot」の初期設定を行うにはAmazonアカウントが必須になります。発売当初は米Amazon(amazon.com)のアカウントが必要と言われていましたが、3月の時点では日本のAmazon(amazon.co.jp)アカウントで登録が可能となっていました。

 

※「Fire TV」等と同様に、Amazonで購入すると購入者のAmazonアカウントが設定済みとなっていますが、国内で使用するためにアカウントの設定をし直しました。

 

 

▼画面を上から下にスワイプさせるとこんな感じになります。

 

▼設定可能な項目です。(本来英語ですが、日本語化しています)

 

▼フロントカメラはOFFに出来ます。

アメリカで発売された際もフロントカメラが付いているのでハッキングされるリスクが話題となっていましたが、OFFにする設定が実装されて一安心です。

 

▼カメラをOFFにすると一部の機能が使えなくなります。

 

▼ミュートモードをONにしました。

呼びかけても応答しなくなります。忘れていると若干イラっとします。

 

▼おやすみモードが設定できます。スマートフォンと同じ機能ですね。

 

▼おやすみモード時の表示。ちょっと怖いです。

この写真は周囲が明るいので煌々と光っていますが、真っ暗なところだと睡眠に支障のない微弱な表示に減光します。

 

 

未発売地域での利用制限?!

 

利用にあたっての注意点ですが、なんと声の識別機能が有効になっていません。そのため日本で利用すると誰の声でも素直に聞いてしまいます。本来は実装されている”Your Voice”の設定が見たありませんので、国内販売までは気を付けるしかありません。

 

TechCrunchによると2017年10月に声の識別機能が実装されたと報告されていますが、少なくとも日本で利用する限りでは”Your Voice”の設定が見当たりません。そのため職場や家庭で使用すると、家族や同僚など誰もがAlexaに指示を出せてしまうので、ミュージックやKindle本など、アカウントに紐付いたオーナー固有の嗜好が崩れる恐れがあります。またショッピングなどのスキルを他の人に利用されると困るので設置場所や運用には注意が必要です。

 

▼早く安心してスキルを使いたいですね。

 

 

設定アプリ「Amazon Alexa」

 

 

「Amazon Echo」シリーズでは、スマートフォンから各種設定が出来る設定アプリ「Amazon Alexa」が公開されています。こちらも既に「Amazon Echo Spot」でも利用する事が可能となっていますので、わざわざ設置場所に行かなくても、また外出先であっても各種設定の変更が可能となっています。

 

 

 

 

余談ですが、設置したばかりの頃に外出先で設定アプリ「Amazon Alexa」を弄っていたら定型アクション(あらかじめ決まった連続的な指示を登録しておける機能)を実行してしまったらしく、遠く離れた職場のEchoが突然に喋り出して周りがビックリしたというエピソードがあります。

 

 

Echo Spot は新たな未来を感じさせる最高のデバイス

 

現時点ではディスプレイを搭載したスマートスピーカーは国内で販売されていません。そのためフィードバックとして音声以外の情報を受け取る事が出来ません。
「Amazon Echo Spot」には液晶画面が付いているので、例えば時間や天気といった情報も目で見て確認する事が出来ます。Alexaのフィードバック音声を聞いていて、もどかしいと感じるシーンも多かったので、これは大きなアドバンテージだと思います。

 

ちょっと時間を確認したい、外に出る前に天気を確認したいといった時に、最後までAlexaの応答を聞かなければならないのは結構なストレスですが、液晶画面があることでこれが解消されます。また画面はタッチインターフェースになっているので、声を発する事が煩わしい場合にも有効だと感じました。

 

 

▼起動時の画面です。プロダクトデザインもビジュアルデザインも秀逸です。

 

 

今年1月にはGoogleのサードパーティ製スマートスピーカー(Lenovoなど)でディスプレイ搭載モデルを発売(今年冬の予定)すると発表しましたし、ユーザーエクスペリエンスの面から考えても、今後はディスプレイ搭載モデルが主流になっていくと思われます。

 

ディスプレイを搭載すると製造原価が上がるので販売価格に転嫁される事が予想されますが、各社は何とか頑張って多くのユーザーが購入しやすい価格帯でディスプレイを搭載したスマートスピーカーを販売してくれる事を期待したいと思います。

2018年中には各社のスマートスピーカーにディスプレイが搭載されてくると思われますので、ユーザーとしては益々楽しみで目が離せませんね。

 

 

 

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