え?マジ?!知らないと怖いサイバーセキュリティ
インターネットがいたるところに普及している今、サイバー攻撃は企業を脅かす深刻な問題になっています。そのサイバー攻撃に対して欠かせないのが「サイバーセキュリティ対策」です。
本記事では、サイバーセキュリティ対策について解説します。
サイバーセキュリティ対策はなぜ必要なのか
インターネットがいたるところに普及している今、サイバー攻撃は企業を脅かす深刻な問題になっています。個人も企業もサイバーセキュリティ対策に関する知識を身に着けて、対策を実践していくことが必要になっています。一度サイバー攻撃の被害を受けると、金銭的な損失だけでなく、個人・顧客情報の漏洩や業務の喪失など、多大なリスクが発生します。
狙われるやすいのは中小企業
サイバー攻撃の標的は政府・自治体やインフラだけではありません。大規模なサイバー攻撃の手口の一つに、数十万台の端末から一斉攻撃を仕掛けるものがあります。その手口に使用される端末は、サイバー攻撃によって乗っ取られた端末です。そして、数ある団体や企業のなかでも比較的サイバーセキュリティ対策が甘い中小企業の端末が狙われています。
最近では、過去に起こった事件を踏まえて大企業では厳重なサイバーセキュリティ対策が施されているため、サイバーセキュリティ対策の甘い取引先の中小企業を狙い、そこから大企業のシステムや情報へ侵入するケースが増えています。
サイバーセキュリティ対策は企業の経営課題
サイバーセキュリティ対策は必要だと思っていても、利益や業績に直接繋がるものではないからといって、後回しにしていませんか?サイバー攻撃は多種多様であり、年々手口も巧妙化しているため、国家レベルの団体も被害に遭っています。
すぐ行えるサイバーセキュリティ対策
最優先で実践すべきサイバーセキュリティ対策は難しいものではありません。以下のような基本的なサイバーセキュリティ対策を行うことで、多くのサイバー攻撃を防ぐことができます。
・端末のOSをアップデート
パソコンなどの端末のOSは可能な限り最新のバージョンにアップデートしましょう。
・ソフトウェアをアップデート
業務で使用する全てのソフトウェアをアップデートし、最新のバージョンにしましょう。
・ウィルス対策ソフトウェアの導入
パソコンなどの端末に、ウィルス対策ソフトウェアがインストールされているかを確認しましょう。されていない場合は、ウィルス対策ソフトウェアを導入しましょう。ウィルス対策ソフトウェアのバージョンは必ず最新のものに!
・不審なメールは開かない
見慣れないメールは開かないようにしましょう。うっかり不審なメールや添付ファイルを開封してしまったがために、不正なプログラムやウィルスに感染してしまうケースがあります。
・定期的なバックアップを取りましょう
業務で使用するデータは、誤って削除などの人的ミス、ハードウェアの故障などの原因で削除・破損してしまう危険があります。そのため、業務データの定期的なバックアップが必要です。定期的にバックアップを取っておくことで、サイバー攻撃によるデータの改ざんや削除に有効です。
・パスワードを設定し定期的に変更しましょう
パソコンやモバイルなどの業務で使用する端末には、起動時にパスワードを設定したり、業務で使用するデータにもパスワードをあらかじめ設定しておくことで、盗難・紛失やサイバー攻撃による不正アクセスに対して情報を守ることができます。
・パスワードは使い回しをしない
業務で使用する端末はもちろん、外部のWEBサービスやSNSなどで1つのパスワードを使いまわすのは危険です。そのパスワードがサイバー攻撃などで流出してしまった場合、連鎖的に被害が拡大する原因になります。
・アクセス管理をする
業務データや社内のネットワークにアクセスする際に、利用者の制限や管理を行いましょう。アクセス管理においてもID・パスワードを使い回すことは危険です。
・安全なWEBサイトの利用を心がけましょう
不用意に信頼できないWEBサイトへはアクセスしないようにしましょう。メールに添付されたURLなども、安全性を確認してからアクセスすることが重要です。フィッシングサイトなどの有害なWEBサイトを見分けるには方法があります。
クレジットカード番号やログイン情報を扱うサイトでは、入力した情報を守るために、暗号化技術(SSL)が使用されています。SSLが使用されているサイトはURLが「https://」で始まるので、URLで見分けることが可能です。
・セキュリティーポリシーの策定をしましょう
セキュリティポリシーとは、企業のデータを守るための具体的なサイバーセキュリティ対策をまとめた社内ルールのことです。
・社内教育を行いセキュリティへの意識を向上させましょう
策定したセキュリティーポリシーに関しては、企業全体にサイバーセキュリティー教育を実施して、遵守することを徹底する必要があります。ただ資料を渡し、形だけの社内教育を行うのでは意味がありません。すべての社員が遵守するからこそ、サイバーセキュリティー対策が効果的になります。社員一人一人のサイバーセキュリティーに対する意識を向上させることが重要です。
「万が一」が起こってからでは遅い
サイバー攻撃は他人事ではありません。「万が一」が起こってしまったら、企業に多大なダメージがあります。あらかじめサイバーセキュリティ対策を行い、サイバー攻撃に備えておくことが重要です。
「備えあれば憂いなし」今日からセキュリティ対策を始めましょう!