サイバーフィジカルシステムとは

【注目バズワードシリーズ⑦】サイバーフィジカルシステム

 

聞きなれないワードですが、とても注目を集めている重要なワードに「CPS」というものがあります。

「サイバーフィジカルシステム(Cyber Physical System/CPS)」というもので、より実世界との関わりを意識し、サイバー空間のコンピューティング能力を組み合わせて、社会的な課題を解決しようとする試みのことを指します。

 

 

■CPSとは

 

CPS=サイバーフィジカルシステムは、今後の重要な社会インフラとして広く浸透していくことが期待されています。

現実世界の制御対象のさまざまな状態を「数値化」し、定量的に分析することで、「経験と勘」でしかわからなかった知見を引き出す仕組みのことです。

具体的には、制御対象(例えば、人や自動車、製造装置など)に、たくさんのセンサーを取り付けて、IoT機器でそれらのセンサーからのデータを、クラウド上に「ビックデータ」として収集します。

この「ビックデータ」を統計解析して、特徴量を抽出することで、制御対象を最適に制御します。

 

 

 

■CPSの応用事例

 

米国ウォルマートではPOSの分析から、顧客は、おむつとビールを一緒に買う傾向があることがわかりました。

 

実際に調査すると、子供のいる家庭では、母親はかさばる紙おむつを買うように父親に頼み、店に来た父親は、ついでに缶ビールを購入していたそうです。

そこで、おむつとビールを並べて陳列したところ、売り上げが上昇したとのことです。

 

つまり、POSを解析することで、「おむつとビールが一緒に売れやすい」、という知見を得たわけです。

ここで問題なのは、人が統計解析する場合、膨大な組み合わせの中から、仮説を立てることで、数を絞って検証します。

 

つまり、どれだけ良い仮説を立てられるかがポイントです。

仮説が前提のため、人が気づけない仮説に対しては、検証することができません。

そのため、すべての知見を引き出すことができないわけです。

 

この人間の限界を超える手段として、人工知能が期待されています。

というのも、人工知能の『ディープラーニング』という手法を使うと、仮説がなくても、機械的に特徴量を引き出すことが可能だからです。

今後、全産業において、CPSをベースとした、データを解析して新たな知見を引き出すビジネスが生まれることが予想されます。

 

 

 

カテゴリー

タグ

人気マガジン

まだデータがありません。

関連マガジン