エンジニアの単価ってどうなのよ?

【考察シリーズ③】エンジニアの単価ってどうなのよ?

 

 

エンジニアの皆さん、IT業界で活躍する皆さん、IT開発をお考えの企業の皆さん、それぞれが気になるのがやはりエンジニアの単価相場ではないでしょうか?今回は単価相場について考えてみました。

 

 

単価相場はいくらくらいなのだろう?

 

システム開発の会社がそれぞれ設定するシステムエンジニアの単価は、会社の規模や開発するプロジェクトの規模などによっても大きく異なります。同じ会社でも、プロジェクトの難易度やリスクを想定して人月単価をコントロールしている企業もあるようです。地域によっても大きく異なってきますね。おおよその単価相場はどのくらいなのでしょうか。

 

 

◆大企業の場合

 

S級システムエンジニア    180万円~200万円/月 プロジェクト統括ができる

A級システムエンジニア 140万円~180万円/月 ディレクターとしても活躍できる

B級システムエンジニア 100万円~140万円/月 リーダーとしてユニット動かせる

C級システムエンジニア 70万円~100万円/月      個の能力に秀でている

 

新入社員でもある程度のスキルを有している場合には、このC級クラスに属されて単価設定されるようです。もちろんC級クラスだけでは仕事にならないので、S級やA級クラスのメンバーとともに、ある程度の規模のユニットを作ってプロジェクトを回すのが一般的ですね。

 

 

◆中小企業の場合

 

S級システムエンジニア    120万円~140万円/月 プロジェクト統括ができる

A級システムエンジニア 100万円~120万円/月 ディレクターとしても活躍できる

B級システムエンジニア 80万円~100万円/月 リーダーとしてユニット動かせる

C級システムエンジニア 60万円~80万円/月        個の能力に秀でている

 

中小企業になると、やはり大企業と比べると単価が下がります。大企業と比べると会社の規模=人員構成が劣るために単価を下げざるを得ないわけですね。

 

優秀なエンジニアがそろっていて、大企業よりもクオリティの高いケースも多々ありますが、実績や可能性や確率の問題から単価を上げにくくなっているのが現実です。

 

 

 

 

差が生じる決定的な理由

 

やはり大企業では人員も多く、実績も豊富であるということが単価の大きな決め手になるのでしょう。多くの実績がある=優秀なエンジニアがそろっている、という事になります。

 

また大企業は優秀なエンジニアを育成するための教育制度が充実しているケースも多く、それらがレベルの底上げを担っているというところも大きいですね。案件が多く、また周りに優秀なエンジニアが多くいて、毎日切磋琢磨しているわけですから、自ずとレベルも向上します。

 

またリスク回避においても相応の対処法を持っていて、そうした設計ができる経験値の差などから単価が大きく上回ることに繋がっていきます。

 

 

発注する企業としての注意点

 

エンジニアのレベルによって単価が変わるのは当たり前なのですが、これは発注者側からすると良くわからない部分です。そのためエンジニアのレベルで単価を設定している企業も、見積もりを出す際にはユニットの平均値を算定して、そこから単価をはじき出すことも多いようです。

 

S級エンジニアになると、プロジェクト管理や顧客との折衝を担当します。プロジェクトの要員管理やコスト管理なども行います。当然コストも高くなるわけですが、彼らが直接開発を行うわけでは無く、チームを牽引するプロジェクトマネージャーとして機能することが多く、たいていの開発ではB級、C級のエンジニアで構成されることが多くなります。

 

そのため発注側では、折衝に登場するS級やA級エンジニアが、どれだけ発注内容を理解しているか、それを的確に指示コントロールできるかを見抜けるかが重要なポイントになってきます。ユニットとして、発注内容を忠実に実行できるか、費用対効果が合う単価なのか、それらを見極めて発注する必要があるわけですね。

 

 

見積もりを出す(もらう)場合には根拠を

 

たいていの企業は発注の際に他社と見積もりの比較をします。相見積もりと呼ばれていますが、ここでは単価の差について追及されるケースも少なくないはずです。単価設定の際には、なぜその単価なのか、しっかりと明確にわかる根拠を添えて提出すると良いでしょう。

 

たとえば、S級エンジニア+A級エンジニアに加えて、B級とC級で5名体制のユニットを組む必要があって、それはこういう理由なので、この単価になるのですよ。といった具合に、わかりやすく説明すると信頼性も高まります。

 

 

 

 

工数勘定も大切

 

発注者側はS級だと単価が高いのは分かるが、工数についても短縮できるのでは?と考えがちです。たしかに技量の高いエンジニアであれば工数の短縮もある程度は可能なのでしょうけど、やはり開発には工程管理が必須であって、それに必要な工数というのは技量以前にプロジェクトの内容いかんで決まってくるわけです。

そのため、なぜこれだけの項数が発生するのか、についての根拠も明確にしてあげることが大切です。

 

 

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