なぜ日本人はiPhoneが好きなのか?

 

 

スマートフォンが主流になって随分と経ちますが、日本では相変わらずiPhoneが強い人気を誇っていますね。世界的なシェアからみると大きくはないiPhoneのシェアですが、日本では2人に1人はiPhoneを利用しています。その理由は何なのでしょうか?ちょっと探ってみました。

 

 

▼iPhoneの世界シェア

 

世界のモバイルOSシェアで見ると、iPhoneは19.6%と決して高くはありません。

 

 

上記は2017年のシェアですが、5年前の2012年だと少し違っています。Androidのシェアが27.41%に対して、iPhoneのシェアは24.04%と拮抗していました。それがこの5年間でAndroidが大きくシェアを伸ばしたという事になります。それに引きずられる形でiPhoneのシェアも下がってきています。

 

 

▼日本国内のiPhoneシェア

 

日本国内のモバイルOSのシェアは、iPhoneが68.6%と非常に高い水準です。

 

 

上記は2017年のシェアですが、同じように5年前の2012年まで遡って見ると、Phoneが49.95%に対してAndroidが47.18%と拮抗していました。世界の動きに反比例する形で、日本ではiPhone(iOS)のシェアが伸びていることがわかります。

 

 

▼世界屈指のiPhoneフリーク(Apple信者)な日本

 

世界市場においてもこれだけiPhoneがシェアを持っている国は日本を置いて他にありません。2位のオーストラリアでもiPhone56.9%、アンドロイド40.1%です。
Apple創業の国であるアメリカですらiPhoneは53.8%、アンドロイドが45.2%です。ダントツで日本はiPhone信者が多いのですね。

 

 

▼パソコンのOS市場では全く異なる状況

 

これだけApple信者の多い日本ですが、ことパソコンになると全く違います。モバイルはiPhoneだけど、パソコンはWindowsという人が非常に多いわけですね。2017年10月のOSシェアで見てみると、Windowsが89.8%、タイするMac OSは3.3%です。Linuxが3.0%なので、実際にはとてもマイノリティだということがわかります。

 

 

▼トレンドやイメージ戦略に弱い日本

 

日本人は非常にブームやトレンドに左右されがちなところが多く、また欧米信仰の意識が強いことでも知られていますが、そうした民族性が強いブランディングを持つAppleやiPhoneに惹かれるというのは同じ日本人ならわかりますね。もちろんアンチも多いので一概には言えませんが、オシャレ感の強いAppleのイメージ戦略にすっかり乗せられているという感も否めませんね。

 

 

▼日本ならではの携帯文化がそうさせている??

 

さすがにブームやトレンドだけでは長続きしません。もっと言えば、シェアが伸び続けるなんてことは起きるはずもないのです。しかし実際にiPhoneはシェアを伸ばしています。これは日本特有の携帯文化に依るところが大きいと考えます。

 

日本では2年縛りなどで携帯電話本体が安くなるなどの設定が一般的です。一度使ったメーカーの最新機種に乗り換えていくというのも一般的でしょう。

 

Androidでは、OSはAndroidだけど本体は好きなメーカーから選べる、というところが大きな特徴です。今まで利用していたメーカーの最新機種に乗り換えていくという方が多いですね。しかし携帯本体の価格が高騰していることや、度々起こるメーカーの撤退や端末不具合などが相まって他社メーカーの端末を選ばざるを得ない状況になることもしばしば。

 

一方のiPhoneはAppleだけが端末を発売しており、OSのアップデートも含めて定期的な改善が行われているため、一度利用したユーザーがiPhoneから離れていく理由が少ない状況です。そうした背景からAndroidユーザーは次の選択肢にiPhoneを選び、iPhoneユーザーはそのままiPhoneを使い続けるという構図が出来上がるわけですね。

 

発売のタイミングも同じくです。iPhoneは1年に1度の新機種投入を確実に行っており、そのタイミングに合わせて機種変更する人が多いわけですが、これが日本の携帯縛りに連動する形で良いタイミングを醸成しています。

 

もちろんAndroidも同様に新機種を各メーカーが投入していますが、iPhoneの方が分かりやすいわけですね。メディアも大きく取り上げますから、どうしてもiPhoneへ目が行ってしまいます。こうした理由から日本ではiPhoneのシェアが着実に伸びているのだと思われます。

 

 

 

▼今後はどうなる?開発ターゲットはどうすべき?

 

今後もよほどのことが無い限り、日本国内ではiPhoneのシェアが大きく揺らぐことはないでしょう。開発環境としてはAndroidはiPhoneと比べても開発しやすいですが、やはりiPhoneを想定せざるを得ない状況は続くと思われます。

 

Androidも一長一短ありますね。端末ごとの個性が強いので、全ての端末に対応して、かつ旧OSにも対応させるとなるとそれなりの開発労力を求められます。今後も開発者にとっては大変な状況が続くでしょうが、それでもモバイルの進化があるからこそ新たな技術やビジネスチャンスがあるわけです。

 

 

 

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