エンジニアとしての働き方について考える

 

働き方の選択肢を考えてみる

 

エンジニアには働き方の選択肢がたくさんある。技術力で勝負できるからなのだが、その働き方の選択肢には大きな違いがあることを認識する必要がある。

 


フリーランスとして働くとは

 

エンジニアは働き方の選択肢として「フリーランス」という選択肢を取るケースも多い。雇用されない=個人として働く。いわば“自営業”なわけだ。もちろん自営業なので、自分で仕事を見つけて来なければ無職も同然。収入にはつながらないのである。

 

雇用されずに自由に働くというのは憧れであり、エンジニアであれば誰でも一度はイメージする事ではないだろうか?だが、自分で仕事をしていく、ということは思ったよりも大変なことなのである。

 


エンジニア以外の知識や活動が必要になる

 

フリーランスという響きはカッコいいのだが、要するに個人事業主である。個人名で仕事を取るのも良いだろうが、税務申告をする関係上、屋号を持たねばならない。もちろん税務申告などは自分自身で行わなければならない。会社に所属していたころは何も考えずに良かった“保険”や“年金”などについても、自分自身で何とかしなければならない。

 

学生の頃のアルバイトのように、毎月の収入-毎月の支出だけで考えていてはいけないのである。もちろん仕事は自動的に来ないので、自分自身で取りに行く。経費の計算も、請求も、支払いも、何もかも、エンジニアとしての活動以外のところまで全てのことに頭を働かせてやっていく強い意志が必要なのである。

 


フリーランスの働き方は2種類「業務委託」と「派遣」

 

フリーランスの働き方としては、大きく分けて2つの方法がある。

 

1つは「業務委託」

 

これは依頼元の企業(発注者)から業務を委託され、それをフリーランスであるあなたが事業主として請け負う契約のことを意味する。企業からすれば、企業間で締結する契約と同義であり、たとえ個人に対しても同じような拘束力を持つ契約を投げつけてくる。「業務委託」にはさらに細かな契約形態があり、一般的には「請負契約」というものがある。

 

これは〇〇の仕事を〇日までに完成させてくれ、のような期日や成果を明確に提示された業務を請け負うことを意味し、発注者に対して納品完了させることで、その対価を得られるという契約である。もちろん問題が生じた場合の責務を負わされるケースが大半で、特にシステム系の納品に関しては瑕疵担保責任などが付きまとうことも多い。契約の際にはそのあたりを良く理解し、自分の仕事に責任を持てる範囲で契約を結ばないと、後々のトラブルに陥るケースも少なくない。
 

 

もう一つは「委任契約」

 

これは納品物を収めて完了の「業務委託」とは異なり、契約期間中の成果を求められる内容のものである。仕事のプロセスや進捗管理などが重要で、その成果によって報酬が変動したり、契約が打ち切られたりすることもある。さらに、その契約の内容として「派遣」という選択を迫られるケースもある。

発注者が労働者派遣契約を締結した派遣先へ出向き、発注者側の人間として業務を遂行する必要があることもある。

 

もちろん発注者側の人間として出向くわけなので、自分自身の判断では物事は進められず、常に「委任契約」の主体者である発注者と相談が必要になる。出向先(派遣先)でトラブルが生じた場合、その責任を問われるケースもある。こちらも契約の際には、契約内容に対して注意しておく必要がある。

 


企業に就業する

 

前述までのように、フリーランスとして働くのは相応のリスクも伴う。企業に雇用されていれば、最低限の保証が受けられ、かつ大きなリスクも存在しない。どちらが良いのか、それぞれの意見があるだろうが、少なくともフリーランスよりも就業する方がリスクは少ないというのが一般的である。

 

 

法人を設立する=起業する

 

フリーランスというのは聞こえが良さそうだが、やはり社会的な信用度を考慮すると法人とは比較にならないのが現状。ここは一念発起し、法人を設立しよう!と考える人もいるだろう。しかし法人を設立するというのは、フリーランスで仕事をしていく以上に考えなければならないことが増える。もちろん、実質一人だけで運営していく法人であれば、さほど大きな違いはないのだが、それでも法的な制限や手続きなどは大きく異なってくる。

 


まとめ

 

エンジニアは技術で勝負できることが大きな武器である。だからこそ働き方の選択肢もいろいろあるわけだが、それが自分自身の人生にとって良い選択なのか、仕事を取っていくうえで重要なことなのか、技術を高めていくことに必要な判断なのか、実際に自分自身でやり続けていくことが出来るのだろうか、そういったことをよく考え判断することが重要である。

 

転職するのとは全く違う選択なのだから、求められる情報量も多くなる。仮に自分自身がフリーランスや起業にあこがれを抱いていたとするならば、このあたりをよく検討し研究してから判断することを勧める。

 

 

 

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